ムイシュキン中毒

社会人が会社やめて大学院に入ったら そして時々の旅行も忘れなかったら

振り返ればの大学生活

大学を卒業して幾星霜

大学院に進学することになり、当時のことを振り返ってみた

はたしてあの4年間はなんだったのかと

 

まず初めての一人暮らしで、非常に心細かった

「自分で決めたことなんだから…」とドラマの主人公ばりの独り言を吐き、

おセンチになる

 

初めてのアルバイトでは何故か猫をかぶってしまい、

4年間働いたにも関わらず、ついぞ打ち解けることなく終了

しかし金髪メッシュという瀕死の中二病を患っている私に優しくしてくれた

 

サークルはご自慢の天邪鬼で、飲み会に誘われても何故か行かず、

レアキャラが定着するほどに、さらに参加しづらくなる悪循環

そこではたと気づいた

わたしはばかになれない!

何をするにも俯瞰で見ている自分がいて、思い切りやれない

これは私の短所で、多分死ぬまで治らない

 

しかし、サークルで彼氏ができ、二人で授業をさぼり

堕落した人生に!

でも一人の時間がないと発狂しちゃうので、結婚無理かもと悟ったあの頃

 

そんな私に大きな転機が!

高校生のころからぼんやりと日本語教師になりたいなー

大学でもぼんやりと副専攻で勉強していたところにあるチャンスが転がり込んできた

 

ロシア語を第二外国語としてとっていて、交換留学生を募集していた

ロシア語選択は4人しかおらず、大きなチャンス

ロシアは大好きだったので、迷わず応募したよね

 

教授にいかにロシアに行きたいか、というパッション溢れる手紙を送りつけ、

3か月ロシアのモスクワに留学できることに相成った

 

行くまでは不安で眠れず、セントレアでは人知れず号泣

ロシアについてからも、言葉が通じず、何度も悔し涙がでたものです

私は日本ではこんな感じじゃないのに、

ロシアでは子供が言えるようなことも言えない…と何度も打ちひしがれた

 

でもクラスメイトやルームメイト、日本語クラスにみんなと出会えて

何とかアイデンティティを死守

 

ロシアでの大きな収穫の一つは一人旅で鍛えられたこと

夜行列車やバスに乗って、いろいろなところに行った

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それまでの友達がいなきゃ、なんか不安という気持ちから解放された気がしました

 

そしてもう一つの非常に大きな収穫は人生の目標となる教師に出会えたこと

ミハイル先生はロシア語の先生で、彼の授業はテキストなんか使わない

とにかく学習者に話させる

でもそれが苦痛じゃなく、もっと話したい!はやくミハイル先生の授業に行きたい!

と思わせる最高のおじいちゃんでした

 

ミハイル先生に出会ってから、本格的に日本語教師を目指すようになりました

 

大学では専門が文化人類学だったので、

東南アジアにフィールドワークに行きました

そこではハートと胃が鍛えられました

泥水のシャワー(意味があるのか)を浴びたり、

ばったばったと体調不良に倒れていく級友を見て「次は私だ!」と恐れおののいたり、

イケメンの現地学生にポヤンとしたり

あー有意義だったー

 

単位はギリギリで卒業

卒業前は留年という夢に何度もうなされたもんです

 

卒論は書きなぐって提出し、「だからなんだ?という卒論だったね」と先生に言われたけど、無事卒業

 

そして某国に日本語教師として旅立つわけです

 

授業面では自分をぶん殴りたくなるほど不真面目だったけど、

挫折を味わったり、人生が方向づけられたという面では意味ある4年間だったかな

 

と思いたい

 

自分で学費をためて、大学院に行くとなったら

授業サボるなんてあほの所業で信じらんないですけどね